関空の滑走路脇に11MWのメガソーラー 来年から稼働

ソーラーフロンティアと日本政策投資銀行(DBJ)、新関西国際空港(新関空会社)は、関西国際空港内に計約11,600kWの発電出力を持つメガソーラー(大規模太陽光発電施設)「KIXメガソーラー」を建設すると発表した。今年半ばごろから着工し、来年はじめの稼働を目指す。

ソーラーフロンティアとDBJが新たに設立した共同投資会社「SFソーラーパワー(SFP社)」と新関西国際空港は、本メガソーラーを建設することで合意した。

SFP社はメガソーラーの稼働開始後、再生可能エネルギーの推進に賛同する地域金融機関などに事業に参画してもらうことも検討している。また、本件はDBJの「競争力強化ファンド」から投融資を受ける第一号案件にもなる。

本メガソーラーはアジアの空港としては最大級の規模になる予定。新関西国際空港が有効利用できる土地や建物を提供、ソーラーフロンティアがCIS薄膜太陽電池モジュールの提供及びメガソーラーの維持管理を行い、DBJが同プロジェクトの資金調達を支援する。

3社がそれぞれの役割を果たして、土地、プロジェクト、資金調達を結び付けた環境先進空港のモデルケースとして、関西地域での再生可能エネルギーの普及を推進する。