太陽光電力で野外音楽フェス

太陽光で、全ての使用電力を賄う野外音楽フェスティバル「中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013」が9月、中津川市茄子川の市中津川公園で開かれる。楽器や音響機器などの電源に、会場に設置する太陽光パネルを利用する。発起人のギタリスト佐藤タイジさん(46)が7日、同市を訪れ、「(自然エネルギーの)子どもたちへの啓発にもなる。家族で楽しめるイベントにしたい」と語った。

佐藤さんは東日本大震災と原発事故を契機に昨年12月、日本武道館で同様の音楽フェスを開いた。同フェスで使われた蓄電池を製造した中津川市内の企業の呼び掛けもあり、同市での開催を決めた。

当日は太陽光パネルによる発電やパネルで充電した電気のほか、自然エネルギーで発電された電力を購入する仕組み「グリーン電力証書」なども利用する予定。出演者は今月中旬以降、発表する。8千人の来場者を目指し、住民が加わった実行委員会組織で運営する。