再生可能エネルギーの利用を推進しようと、宝塚市は「市再生可能エネルギー基金」をこのほど創設した。化石燃料や原子力に依存しないエネルギーの創出を目指す同市は、基金を公共施設での太陽光発電パネルの設置などに活用する考えで、市民や事業者からの寄付を募集している。
同基金は、同市の環境基金1億2500万円からの2500万円と、市民から既に受けた寄付20万円の計2520万円で創設した。今後、市民らからの寄付金を積み立て、太陽光発電パネルを設置するなどして再生可能エネルギーの推進に活用していく予定。
寄付額はいくらでも可能で、市民以外でも寄付できる。2000円以上の場合は税控除が受けられる。
中川智子市長は「全国に呼びかけて、再生可能エネルギーが普及できるよう取り組んでいきたい」と話している。問い合わせは市新エネルギー推進課(0797・77・2361)