福島県の農地で200kWのソーラーシェアリング、

太陽光発電パネルの施工、販売を手がけるイー・コモンズ(大阪府)は、日本で初めてJ-PEC(太陽光発電普及拡大センター)から補助金の交付を受けるマイスター環境サービス(福島県)の「遊休農地等賃貸利用型太陽光モデル実証事業」におけるソーラーシェアリングの工事を8月24日に開始する。

ソーラーシェアリングは、農地の上にパネルを設置して作物への最適な太陽光量を保ちつつ発電を行う仕組み。今回の発電規模は200kw。今まで数十kWの小規模なソーラーシェアリングは行われてきたが、このように大規模に行われるのも日本初となる。

「遊休農地等賃貸利用型太陽光モデル実証事業」は、太陽光発電の普及を促進する「平成24年度住宅用太陽光発電高度普及促進復興対策事業(福島実証モデル事業)」の採択案件。福島県会津地方における太陽光発電の普及拡大や、耕作放棄地などの有効利用の推進が目的とし、地上での農地栽培環境を確保しながら農地転用不要の環境づくりを実践する。