業界初!白い太陽光発電モジュール 「スイス連邦の白いヤツ」登場

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CSEM(スイス)は、景観を重視した建築環境向けに、従来までの藍色の太陽光発電モジュールと異なる、業界史上初の白色太陽光発電モジュール技術の開発に成功したことを発表した。

 

今回開発した技術は、太陽光の赤外線のみを電気に変える太陽電池技術の上に、赤外線を透過し可視光線を反射するフィルターを取り付けることで、白い太陽光発電モジュールを実現した。変換効率は約10.0%。

 

また、白色だけでなく他7色から任意の色を選択することができ、建築物のデザインに合わせて色を変え、自由に太陽光発電モジュールをカスタマイズすることができる。

 

従来までの太陽光発電モジュールは、太陽光の吸収が最大になるよう、濃い藍色のものが多い。

 

また、セルと結合部によるマス目模様は非審美的で、景観を気にする建築環境では、太陽光発電モジュールは嫌厭される傾向があった。しかし本技術によって、白色太陽光発電モジュールが実現したため、景観やデザインを損なわず太陽光発電モジュールを使用できる。

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