兵庫県・木製架台のメガソーラーが発電開始 県の杉材10258本使用

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兵庫県は、平成25年に設置事業者を公募し建設した「播磨科学公園都市太陽光第1発電所」(たつの市)の発電を、12月11日に開始したと発表した。

 

同発電所は、同県企業庁が播磨科学公園都市で整備を進めている3カ所のメガソーラーのうちの1つ。同エリアの発電所では太陽光発電パネルの架台に県内産の杉材を1万258本使用した。設置工事を手がけたのはNTTファシリティーズ。

 

特徴(播磨科学公園都市内で整備している太陽光発電施設は、県内産木材を使用した木製架台を採用している)
特徴(播磨科学公園都市内で整備している太陽光発電施設は、県内産木材を使用した木製架台を採用している)

 

同発電所の設置面積は6.0ha。パネル枚数は2万2,208枚。発電出力は5,000kW。予想年間発電電力量は約500万kWh(一般家庭約1,400世帯分の年間使用量に相当)。

 

兵庫県は、固定価格買取制度により再生可能エネルギーの普及拡大への貢献と上工水道事業や地域整備事業が保有するダムや土地などの資産の有効活用を目的に、企業庁メガソーラープロジェクトとして、大型太陽光発電施設の整備を進めている。今回の第1発電所は、同プロジェクトとしては7番目の発電開始となる。