ヤギに太陽光発電所の除草をしてもらう実験 ヒツジも新たに参加

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ソフトバンクグループで自然エネルギー事業などを行うSBエナジー(東京都港区)など4社は、環境に配慮した活動の一環として、太陽光発電所「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」において、羊とヤギによる除草試験を4月18日から開始する。

 

参加企業は、三井物産(東京都千代田区)が設立した特別目的会社「鳥取米子ソーラーパーク」、建設業などを行う大協組(鳥取県米子市)。

 

これは、同発電所併設の環境学習施設「とっとり自然環境館」および駐車場周辺の約900平方メートルを対象に、4月18日から5月17日まで羊2頭による除草試験、5月18日から11月末までヤギ2頭による除草試験を実施するもの。

 

草が生え始める頃から除草を開始し、再生力の高い植物群の早期排除など、雑草の繁茂期間中を通して現場植生への除草効果、除草品質、安全面での機械除草との比較、セラピー効果などを検証する。

 
4社は昨年秋(10月17日~11月30日の45日間)、ヤギ2頭による除草試験を行い、当初想定面積の約70%にあたる約400平方メートルの除草と、当初予想の約2倍の集客効果(来館者数)を達成したほか、地域住民や職場へのセラピー効果などの成果が得られた。

 

「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」(鳥取県米子市葭津・大崎)は、昨年2月に運転を開始した出力42.9MWのメガソーラー。年間予想発電量は約4,527万8,000kWh/年(一般家庭約1万2,000世帯分の年間電力消費量に相当)。パネル枚数は178,776枚。

環境ビジネスオンライン