FAQ

相続した農地がありますが、何年間も作物を育てていません。
少しでもソーラーシェアリングの売電で収入を得たいと思っていますが可能でしょうか?

ソーラーシェアリングは営農が前提です。
パネルの下では必ず農作物を育て、農業を続けていく事が条件ですので、お持ちの農地で農業をしてもらえる人を探すが、ご自身で農業をする事が必要です。
また、申請時には営農の計画の提出が必要ですし、収穫量の報告も必要です。
まずは農業を続ける事を前提にご計画を進めてください。

ソーラーシェアリングするにはどれくらいの場所が必要ですか?

一般的なソーラーシステムでは全量売電が可能となる10kWで約70〜100平米が必要です。
但し、ソーラーシェアリングの場合、採光の必要がありますので土地に余裕が必要となります。
どういった作物を育てるかで遮光率を考える必要がありますが、一般的なソーラーシェアリングでは遮光率を35%以下に抑えていますので約3倍のスペースが必要となります。
農地で言われる1反(約991平米)で30kW〜50kWくらいが目安となります。

どれくらいの収入が期待できますか?

太陽光パネルの向きや角度によって発電量は違ってきますが、一般的な設置の場合10kWシステムで年間約30万円程度の収入が期待できます。(平成25年度買取価格27円/kWhの場合)その収入は発電が続くかぎり20年保証されます。

ソーラーシェアリングを設置すのにいくらくらい費用がかかりますか?

どういった作物を育てるのか?それに対しての遮光率はどうするのか?
一般的なソーラーシステムとは違い、システムの強度や遮光率によって費用は変動します。
当然、コストと安全性は相反するものなりますが、その場所や条件、目的に合わせて予算を考える必要があります。
但し、収益も大きな目的となりますので、20年間という期間での収益をシュミレーションする必要があります。
25万円〜40万円/kWを目安としてお考えください。

安全性は大丈夫でしょうか?

所謂簡易な構造では強風や台風への対応は十分とはいえません。
農業委員会等、管轄官庁へ架台を含めた構造についても事前に相談する必要があります。
せっかく作ったソーラーシェアリングが壊れてしまっては元も子もありません。
基礎部分を含めて安全性を担保したシステムの導入を検討ください。
但し、自然災害の場合、多くは保険でカバーできますので安心ください。

テルゾーの発電所では工事終了後10年間の動産総合保険へ加入させていただきますのでご安心ください。

クレジットやローンなどはありますか?

金融機関を始め、多くの信販会社ではまだソーラーシェアリング専用の商品はありません。
3年毎の更新が条件となっていますので、融資自体が難しいのが現状です。
但し、一部地域の金融機関などで融資を実行している事例も出てきていますので、金融機関等に相談してみてください。

光飽和点ってなんでしょう?

ほとんどの植物には、光飽和点というものがあります。

ある一定以上の光を浴びても、それ以上の成長は見込めません。
それどころか、過度な太陽光は植物にとっても動物にとっても有害ともいわれています。
たとえばイネの場合、光飽和点は40~50klx(キロルクス)。
20klxあれば、80%の光合成が可能となり、2万lxというと、木洩れ日の1/5程度の照度であるため、
1:2の比率でソーラーパネルを取り付ける程度では、なんら影響がないと言われています。